クリニックニュース

2013.11.27更新

風邪のシーズンです。前回、風邪はウイルスによる上気道炎で、抗生物質は効かないと書きました。では、何故抗生物質が処方されることが多いのでしょうか。年配の方や、高熱が続いていたり、扁桃腺が異常に腫れていたりしていると、ウイルス感染に細菌感染が合併していることが少なくありません。細菌感染の可能性が低いと判断されれば、抗生物質が処方されることはないでしょう。しかし、細菌感染の有無を当日に判定することは難しいのです。例外的に、溶連菌は迅速に、かつ比較的安価で判定できる検査キットが開業医の手元にもあります。しかし、それ以外の細菌の感染の有無は当日にはできません。細菌感染があれば、抗生物質が効いてくれて症状の改善が期待できるので、細菌感染が否定できず抗生物質へのアレルギーがなければ、その日のうちに処方して帰宅してもらうことが多くなるのです。

投稿者: ねや内科クリニック

2013.11.17更新

今年は夏が終わったら、あっという間に冬になってしまった感があります。秋はどこへいってしまったのでしょうか。
さて、秋から冬となり、突然の寒さで風邪をひかれる方が多く見られます。一般的に「風邪」は、上気道のウイルス感染で、咳・痰・鼻汁・咽頭痛といった症状が代表的です。「肺炎球菌」とか、「ブドウ球菌」とか、「溶連菌(溶血性連鎖球菌)」といった、細菌性の感染と、どこが違うのでしょう。細菌は生物ですが、ウイルスは生物ではありません。細菌は自分自身の複製を作ることができます。つまり、細胞分裂して1個が2個に、2個が4個に、4個が8個に・・・・・というように、倍々ゲームで自分自身を増やしていきます。ところが、ウイルスは自分自身を増やすことができません。他の生物の細胞に入り込み、その細胞の「核」に忍び込んで、入り込んだ細胞の力を借りてウイルス本体を複製してもらうのです。抗生物質は細菌の細胞分裂の過程に作用して、細菌を死滅させる効果を発揮します。しかし、ウイルスは細胞分裂をしませんから、普通の抗生物質は原則効かないのです。では、ウイルスは何が退治するのでしょうか? それは、抗体という生物の作り出す一種のたんぱく質が退治するのです。だったら、抗生物質は何のため??     それは、次回に解説しましょう。

投稿者: ねや内科クリニック

2013.11.05更新

11月に入り、朝夕めっきり寒くなりました。夏が長く、冬の訪れを感じると、秋が短い!と思いませんか?
さて、寒くなって冷えた空気を吸うと、急に咳が出始める方はいませんか?風邪だと思っていても、2-3週間続いていたりすると、それは「咳喘息」かもしれません。いわゆる気管支喘息のように、息をすると「ヒューヒュ-」と音がする訳ではありませんし、息が苦しくなる訳でもありません。痰を伴うこともなく、「ゴホッ、ゴホッ」というより、「コン、コン」という乾いた咳が特徴です。気管支の炎症があるものの、それほど狭くならないので、空気の流れが妨げられずに「ヒューヒュー」とはならないのです。長引く咳の方は、かかりつけのお医者様にお尋ねになってみては?

投稿者: ねや内科クリニック

最近のブログ記事

entryの検索

カテゴリ