クリニックニュース

2014.12.11更新

夏に『デング熱』が流行し、秋には西アフリカ発の『エボラ出血熱』が世界を震撼させました。12月に入り、いよいよ東京近辺でも真打登場です。そうです、『インフルエンザ』が流行の兆しを見せています。ニュースでは、例年よりも流行が早いと言われていますが、徳丸・四葉・西台の地区は逆に昨年よりも遅いペースのようです。というのも、昨年は11月中旬に徳丸8丁目にある紅梅小学校で学級閉鎖となるほどの流行があり、ご記憶の方も多いかと思います。
 「インフルエンザが流行し始めた」というには、一医療機関で、一週間あたり、患者一人がいることとされています。定点観測といって、クリニック・診療所をいくつかピックアップして毎週統計をとっています。板橋区では36の施設が定点観測施設に指定されています。医師会を通じて、その集計結果が通知されますが、2-3週前の情報となっています。11月中旬ではA型が9人でした。36施設ですから、合計36人以上の患者さんの報告がないと、「流行が始まった」とは言えないのです。
 ただし、ねや内科クリニックでは、12月の第1週(1日~6日)に一人、第2週(8日~10日)に二人の患者さんがいらっしゃいましたので、一施設あたり、一週間に1.5人となり、「流行が始まった」と言えるかもしれません。年末になり、忘年会やクリスマス会など、繁華街で沢山の人と交わる機会が多くなります。くれぐれもご注意下さいね。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.11.05更新

10月も終わり、特定健診も終了しました。検査にいらっしゃった方々の結果説明を残すのみとなりました。
そして、今年もインフルエンザ予防接種に季節となりました。まだ都内では流行しているという話しは聞きませんが、医師会からの情報ですと、23区のなかで2区に既に学級閉鎖をしたクラスが出たと聞いています。着実にインフルエンザは私達の足元に忍び寄っているようです。
 インフルエンザにかからないようにするには、外部との物理的接触を完全に断ち切ることしかありませんが、それは現実的には難しいので、対処法としてはインフルエンザ予防接種となります。予防接種をしても100%防げるとは限りませんが、かかっても気がつかなかったり、症状も軽かったり、高熱や咳などで苦しむ期間が短縮されたりと、メリットは大きいと思います。
 本人のみならず、ご家族のみなさんや職場の同僚、学校のクラスの友達への感染予防のためにも、インフルエンザ予防接種は有効性が高いと思いますよ。当院では予約は不要ですが、接種の受付時間を午前11:15~と、午後16:15~とさせていただいています。宜しくね。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.10.06更新

 6月以来、特定健診や区民健診、大腸がん検診、肝炎検査、前立腺がん検診等が公費(ほぼ無料)で受けることが出来ていましたが、今月末(10月31日)で終了となります。またお受けになっていない方は、健康診断を受けることをお勧めいたします。
 日本の平均寿命が男女とも80歳を越えるようになりました。ところが健康寿命(活発に動ける年齢)は決して高くありません。寝たきり状態や介助・介護に頼って生活する期間が10年以上もあります。また、欧米諸国ではがんによる死亡率は僅かながら減少傾向であるのに対して、日本ではがんによる死亡率はいまだ増加傾向にあります。平均寿命が高いということが、がん死亡そのものを増やす要因ではありますが、健康診断の受診率が欧米が70%に達しているに対して、日本は30%強とのデータもあります。健診率の低さが、早期発見を遅らせ、死亡率を高めているとも言われています。健康診断を是非ともうけていただき、健康寿命を伸ばしましょう。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.09.11更新

その1を出してから、かなり時間が経ってしまいました。
尿糖の話しでしたね。おしっこに糖が出るのは、血液中の糖分がかなり高くなってから起こります。腎臓の吸収能力を越えた糖分が、原尿に含まれていると回収しきれずに尿に出てくるのです。ですから糖尿病の患者さんでも空腹時で血糖が低い間にたまった尿には糖分が含まれていないことも少なくありません。つまり、尿糖がマイナスでも糖尿病を否定することはできないのです。血糖の値として160~180mg/dlの値を上回ると、初めて尿に糖が出てくるといわれています。これを閾値といいます。健康診断で、『尿糖はマイナスでした』ということだけでは、糖尿病ではないとは言い切れないのです。逆に、糖尿病でなければ血糖が160~180mg/dlまで上昇することは稀ですから、『尿糖がプラスでした』と言われたら糖尿病である可能性がかなり高といえます。
 ちょっと難しいかったですか? 要は、尿糖がプラスは糖尿病がくうたがわれるので、精密検査が必要だということです。
 気になった方は、いつでも当院にご相談下さい。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.07.10更新

今回は、糖尿病についてお話ししましょう。
糖尿病は文字通り「糖が尿に出る」ことから名前がつけられました。いわゆる尿糖陽性ですが、「血糖が高い」のがそもそもの原因です。血液中の老廃物を、腎臓というフィルターを介して尿に捨てている訳ですが、このフィルターが実は二枚腰なのです。一つ目のフィルターでは、赤血球や白血球といった細胞成分と、大きな分子の蛋白質が引っかかり、糖は網の目をくぐって原尿(尿の元)に出てきます。二枚腰の腎臓は、原尿に出てきた必要な物質を「再吸収」しています。ナトリウムやカリウム、カルシウムといったイオンや小さな分子の蛋白質とともに、糖分も再吸収されて無駄に尿に出て行ってしまうのを防いでいます。ですから「原尿」には、みんな糖が出ているのです。ところが「糖尿病」の人は異常に血糖が高いので、原尿に出てくる糖の濃度も高くなり、二枚腰の腎臓もそれを全部は再吸収しきれずに、尿に糖分が出てきてしまうのです。・・・・・続く

投稿者: ねや内科クリニック

2014.06.16更新

6月に入りました。6月1日から10月31日まで、特定健診板橋区区民健診が行われています。昨年までと概要はほぼ同じで、皆様のご自宅に区から封書で案内が届くことになっています。健診は主に生活習慣病に対する予防が目的です。皆様の中には、ご自身では気がつかないうちに高血圧症や、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)の仲間入りをしているかもしれません。いきなり倒れてしまうようなことは少ないですが、『塵もつもれば山となる』で、徐々にゆっくりと、しかし着実に生活習慣病は体に悪さをしかけてきます。
 さて今年の新たに始まったものがあります。『胃がんリスク健診』で、血液検査でピロリ菌感染の有無や、慢性胃炎の程度を評価し、胃がんのリスクが高いか低いかを予測します。リスクが高いと判定されれば、胃カメラの検査をお勧めすることになります。ただし、40歳、50歳、60歳の節目の歳に当たる方だけが対象で、自己負担¥500で行えます。
 尚、当院では特定健診・区民健診等は、通常診療と並行して行っていますので、一時に大勢がいらしても対処が困難となりますので、原則予約制としています。お気軽にお電話でお問い合わせ下さい。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.05.09更新

ゴールデン・ウィークも終了し、みなさんお仕事や勉強の毎日に戻っていらっしゃったかと思います。
ようやくスギ花粉によるアレルギー性鼻炎(いわゆる花粉症)が下火となっています。しかしながら、ヒノキによる花粉症は終結まではもう少しかかるようです。花粉症の時期は「バレンタインデーからゴールデン・ウィークまで」と言われて、2月中旬から5月上旬までがそのピークです。ヒノキ花粉がアレルギーの原因と成っている方はもう少しの辛抱ですよ。来シーズンから(今シーズンは終わり)、花粉症の治療は新しい薬の登場となります。「減感作療法」といって、うす~~い濃度の花粉で、鼻や喉を刺激してアレルギー反応を起こしながら、それを繰り返すことで徐々に反応を鈍くしていくのです。例えていうならば、マラソンの完走でしょうか。いきなり40kmをはしろうとしても無理ですよね。100mくらいだったら、走っても息が上がってダメだ~~ということにはなりませんよね。次に200m、そして400m、600mというように、すこしづつ距離を伸ばして、それくらいの距離であれば息が上がらないように慣らしていくのです。そして、1000m、2000m、5000m、10km・・・・。10kmが走れるようになると、最初つらかった100mは、もはや何にも感じずに走ることができるようになっています。10km、20km、30km、40kmそして、42.195kmとフル・マラソンまで距離をのばしていきます。毎日のように長い距離を走っているうちに、長い距離にたいする違和感・嫌悪感がなくなってきて、息も苦しくなくなってきます。この「慣れ」をアレルギーの治療に応用しているのです。花粉が終わった頃からしか、始められませんから、6月頃からでしょうか。当院でも行えるかどうか、検討中です。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.04.16更新

ブログ更新が遅くなってしまいました。花粉症もピークを過ぎ、だいぶ楽になった人も多いと思います。前回、「抗ヒスタミン薬」の話しをしましたね。ちょっと詳しい話しをしますが、お付き合いをお願いします。
 スギやヒノキの花粉が鼻やのどにやってきますと、自分の体のものとは違う・・・・・「異物」と認識され、「抗体」が作られます。抗体にはA, M, G, D, Eと5種類ありますが、花粉症に関係するのは、その中でEと呼ばれるものです(専門的にはIgE)。このIgE抗体が「肥満細胞」の表面に結合して、中から「ヒスタミン」と呼ばれる物質を出させるように働きます。この「ヒスタミン」が鼻水やくしゃみを引き起こす原因となっています。「ヒスタミン」が鼻のかゆみやくしゃみの中枢、鼻粘膜などの細胞の表面にある「ヒスタミン受容体」に結合することで、様々な困った症状が現われるのです。やや複雑な説明でしたが、ここまで理解できましたか? 一言で言うと、花粉が飛ぶと、「ヒスタミン」が出て悪さをするのです「抗ヒスタミン薬」は、悪者の「ヒスタミン」が「ヒスタミン受容体」に結合しないように、邪魔をするのです。たとえて言うならば、椅子とりゲームで、「ヒスタミン」より先に座ってしまうとか、椅子を変形させて座れなくしてしまうといった感じでしょうか。お分かりいただけましたか? 
 スギによる花粉症のピークは過ぎましたが、ヒノキやハンノキの花粉はまだ多いようです。「抗ヒスタミン薬」による治療をお勧めします。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.03.19更新

暖かくなって、徐々にインフルエンザの流行も下火となってきました。それと入れ替わるように、花粉症の患者さんが増えてきました。ご存知のように、春先はスギ、ヒノキ、ハンノキといった背の高い木の花粉が飛散します。背が高い分、遠くまで風に乗って運ばれるので、家の近くに杉の木がなくても空気中に漂っている花粉が少なくありません。
咳や喉の痛みがほとんどないのに、鼻水が出たり鼻がつまったりしている人は花粉症の可能性が高いです。東武練馬駅からねや内科クリニックに歩いてくると、杉の木を見かける箇所もあります。
 花粉症に対する治療は、花粉をシャットダウンすることですが、街中で生活している一般に方々には不可能ですよね。次に効果的な方法は、花粉症の主な症状を引き起こすヒスタミンの作用を弱くする薬の使用です。抗ヒスタミン薬と呼ばれます。皆さんもテレビで1度や2度は耳にしたことのある商品名のものがありますよ。アレグラとか、アレジオンとか、いずれも先頭に『アレ・・』が付いていますね。アレルギーの薬なので、そのようなネーミングになったのですね。これらの薬のもう少し詳しい話しは、また次回に・・・・・。

投稿者: ねや内科クリニック

2014.03.12更新

インフルエンザの嵐も漸く過ぎ去ろうとしていますが、まだまだ感染して辛い思いをされている方は後を断ちません。A型インフルエンザに既にかかった方でも、B型インフルエンザにはかかる可能性があります。予防接種にはA型にもB型にもかかりにくくなるような抗体作成をさせる働きがありますが、A型インフルエンザにかかった方はA型に対する抗体はできても、B型に対する抗体は全くできませんから、B型にはご注意下さい。今シーズン、当院を受診されたインフルエンザの患者さんはのべ193人です(3月11日までで)。そのうち4人がA型とB型の2つに罹患されています。まことにアンラッキーなことです。くれぐれも、マスク着用と手洗い励行の2つを今しばらくお続け下さい。暖かくなると、流行は下火になります。

投稿者: ねや内科クリニック

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